NFTに興味を持っても、実際に購入するまでのステップをすべてクリアするのは結構大変です。MetaMaskウォレットの口座を開設し、暗合資産イーサリアム（以下ETH）を購入して送金――そう聞いただけでも「今度、時間に余裕がある時にしようかな？」と腰が引けた方もいるかもしれませんね（笑）
初心者の方でも、ETHを準備しなくてもNFTを手に入れる方法が「giveaway（ギブアウェイ）」と呼ばれるプレゼント企画なのです。
今回は、giveaway実施経験者のAさんに取材を行い、当選確率を上げる方法を探ってみました。
やはりNFTを新規に購入するのは難しすぎる。と腰が引けそうな未経験者の方に朗報です。
初心者やこれからNFTを集めたい人が、ETHを準備しなくてもNFTを入手できるチャンスはあります。それがTwitterなどで行われる「giveaway」への応募です。
「giveaway」とは
「giveaway」はコレクターなどが無償でNFTを提供するプレゼント企画です。NFTコレクションのオーナーや関係者が、フォロワーやコミュニティの拡大を狙ってTwitterのフォローやリツイートなどを条件に実施することが多いですね。
一般の方がフォロワー獲得のために行うこともあれば、純粋にNFT界を盛り上げるためにgiveの精神で実施することもあります。応募する側は当選した場合、無料でNFTを入手できるので、初心者や未経験者の方にもこのプレゼント企画の参加はおすすめです。
しかし、闇雲に応募してもそうカンタンに当選するものではありません。 そこで、どうすれば当選する可能性を挙げられるのか？ここからは、AさんというNFTコレクターへの取材をご覧ください。
表面的なノウハウを得るのではなく、AさんのNFTプレゼント企画に込めた熱い思いを理解するように読み進めてほしいのです。そこにgiveaway当選のエッセンスが詰まっています。
（※本記事はgiveaway企画での当選を保証するものではありません。この取材内容もAさんの個人的な熱意であることをご理解ください）
NFT初心者への熱い想い giveawayを複数回、実施したAさんへの取材
・Aさんのプロフィール
2022年6月からNFTを集め始めた、医療系ライターなど幅広く活躍されている3児の母。わずか半年4回のgiveawayを実施。
giveawayされたNFTは、次の通りです。CNPJ、VLCNP、WAFUKU、NAGOMI。Twitter、オンラインサロンで合計５名の方にgiveされました。
・取材内容
⸻まずはNFT収集を始めたきっかけを教えてください。
あるインフルエンサーさんのgiveawayに当選して、CNP※を頂いたことです
※CNP インフルエンサーイケダハヤト氏が創設した「Crypt Ninja」から派生したNFT。ファウンダーはroad氏という経営者。2023年1月現在、1体の価格は2.5ETH以上（50万円弱）
6月に、面識のあるインフルエンサーの方が、TwitterでCNPのgiveaway企画を行ったんです。前から憧れていたパンダのリーリーのNFTでした。その頃にはもう日本円で5万円前後の価格だったので購入は厳しいし、ダメ元で応募してみたんです。そしたらなんと、当選
当選の知らせを受けてから、そのかたから「NFTをお送りしますので、ウォレットアドレス教えてくだい」とDMを頂きました
でもウォレットアドレスって何なのか、MetaMaskも全く知らなかったんですよ
⸻MetaMaskもウォレットアドレスも知らずに、giveawayに応募したんですね。それで、どうしたんですか？
せっかくのご厚意なので、即レスしなきゃとググりまくって、ほぼ徹夜でMetaMaskウォレットのアドレスを設定したんです
⸻それはすごい！
そのインフルエンサーさんは、初心者がMetaMaskアドレスを設定することの大変さはわかってくれたようです。アドレスをDMすると「（アドレス設定）おめでとうございます！CNP送りますね」と
それで無事リーリーのCNPをいただいたんです
(ご参考、リーリーCNP）
⸻その後は、Aさんご自身が渡す側になられた。なぜ継続的にgiveawayをされるのですか？
NFTを持つことで、とてつもない感動を多くの人に味わって欲しいからですね
実は 先程のgiveawayには、続きがあるんですよ
早速送っていただいて、御礼を述べたんですけど
頂いたあと、今度はどうやってNFT画像を見たら良いかわからなくて。 また、調べまくって操作して、格闘すること数十分…….PCモニターに現れたリーリーのCNPを見たときには
インフルエンサーさんとつながるまでの経緯とか、ずっとCNPに抱いていた憧れとか、この一日の大変さとか、これは世の中に一つしかない画像だとか色んな思いがこみ上げてきて
いい大人がPCの画面を前に涙。でもこの感情は言葉では伝え切れないんですよね
⸻あー、すごく共感します！確かにそれは感動モノですよね、私も最初のNFTを画面で確認したときは胸が熱くなりましたから
だから微力ながらも、giveawayして、まだ保有していない人や初心者の方へお渡ししたいんです
⸻giveawayでお渡しする人の基準って、なにか決めてらっしゃいますか？
まず、リプを見て、私のTwitterやブログなどの発信をよく見ているかどうかを見ます
それから、 リプに子育てや副業など、何らかの共感ポイントがあるかどうかですね。
例えばですけど、リプに「Aさんの、子育てと、お仕事に一生懸命で前向きな発信にいつも励まされています」とか
それから、絞り込んだ候補者のTwitterやブログなど発信内容を精査しています
共感できる何らかの発信内容がポイントです。お仕事の姿勢、大変な中でもひたむきに継続発信をしているとか。初心者でもNFTへの強い憧れとか情熱を持っているとか、感情や行動面を拝見します
⸻精査って結構大変じゃないですか？たしかAさんがCNPJのgiveawayされたときは、応募が数百件くらいありましたよね？
CNPJのときは精査に半日以上、費やしましたね
でも、お渡しした方とはその後も長くオンライン・オフライン通じてお付き合いがあったり、giveawayしたNFTをずっとプロフィールアイコンとして使い続けてもらえたりと、嬉しい事が多いから苦痛とは思いませんよ
⸻オンライン・オフラインとも、幅広くNFT界で多くの繋がりを持たれているAさん。今後も有望なNFTコレクションのALを得るチャンスが多いと思います。giveawayは続けられるのですか？
はい続けます。一人でも多くの方に私と同じ感動を味わってほしいし、 一人でも多くの新規ホルダーを増やしたいからです。
話題のLLACもgiveawayを検討しています
NFTってただの画像じゃなくて、仲間、共感、感動じゃないですか。その魅力を一人でも多くの人に味わってほしいんです。それは言葉じゃなくて、自分自身がホルダーにならないとわからないことだから
⸻確かにおっしゃるとおりですね。NFTはただの画像じゃなくて個々人の感情が紐づくところが魅力だと私も感じています。そして実際に自分のものにならないと喜びは理解できませんよね。今日はお忙しい中、有益なお話ありがとうございました。
初心者、未経験者NFTがgiveawayで、お宝NFTをゲットするために
今回のAさんへの取材をもとに、giveawayの当選確率を上げるためにできそうなことを考えてみました。
（※giveaway当選を保証するものではありません）
・Twitter、ブログなど日頃から、前向き、有益な発信を心がける
・ 応募の前に、giveawayされる方のTwitter、ブログなどの発信をよく見る
・giveawayされる方の発信を読んだ感想をもとに「共感」のリプを送る
もちろん、MetaMaskアドレスを設定しておくのは忘れずに。そして運良く当選したら、せっかくのご縁を大切に。Twitterアイコンは頂いたNFTへ変更しましょう！
※当記事で紹介しているのは、あくまでAさんが選ぶときの基準であり、すべてのgiveaway実施者が同様の基準で選んでいるわけではありません。
