WAFUKUジェネ、夏エモ祭りについて
2022年8月28日、リリース前に、「 WAFUKU ジェネ」NFT PFPコレクションが愛好家の間でちょっとした話題だった。「夏エモ祭り」がそのきっかけを作ったのだろう。
※「夏エモ祭り」NFT コレクション WAFUKUジェネの参加者交流型のイベント
「WAFUKU ジェネ」はクリエーターWAFUKUさん製作のイラスト1点ごとに作曲家yokodoriさんの音楽がついているNFTコレクションで、「夏の情緒」をテーマにした作品10000点を発売した。
コンセプトは「NFTで表現したり、NFTを通してコミュニケーションできることの楽しさを広める」こと。
その「WAFUKU ジェネ」に先立って2022年8月1日から13日まで行われたコレクター参加型のオンラインイベント「夏エモ祭り」について振り返りたい。
結論からいうと、その名の通り実に“エモかった”のである。
参加者は運営側が制作し、用意した画像10枚の中から好みのものを一つ選び、#夏エモ祭り というハッシュタグを付けて「エモい夏」を感じられるツイートをした。
「テキスト」と「自由創作」の2部門があり、文章だけでもいいしまたはと自作の画像や動画を添えてもいい。1人何回投稿してもOKだった。
俳句あり、エモくて難しい言葉を操る詩的な投稿あり、レベルの高いツイートがたくさんあった。
自分のツイートをDiscordというSNSのWAFUKU コミュニティで共有するとで、晴れて祭りへの参加を承認される。
私もこんな作品を投稿した。
投稿期間が終わると、次は投票期間である。運営によって選考された2部門各10作品が投票の対象となるのだ。そのうち参加者の投票の1位がそれぞれ金賞に、WAFUKUさんがセレクトした1作品が大賞となった。
賞品は、WAFUKUコレクションの希少なNFTやコラボNFT。副賞は、「WAFUKUジェネ」の無料獲得権と、優先購入権(※)であった。※一般販売の前に一体¥200程度で購入する権利
実は、この副賞の獲得こそが、大半のイベント参加者のお目当てなのだ。通常であれば最低でも1万円はくだらない作品が、なんと一般販売の前に1体200円程度で購入できる。(その他、条件の説明)
私もこの権利が欲しいばかりに、イベントに参加した。とはいえ、祭りの参加者は、日ごろから芸術や文学に親しんでいる若者たちばかりである。
激しい創作の激戦地へ、無謀にもアートに疎い57歳のおじさんが、見よう見まねの創作で乗り込んだのだ。結果は目に見えている…と思っていた。
ところが、である。
なんと、私の拙いツイートが運営側の選考10作品に選んで頂けたのだ。しかも、投票期間の最後まで上位に残ることができた。
いったいなぜここまで残れたのか、自分ではわからないながらも推移を見守った3日間は、本当にワクワクする時間だった。スマホの投票結果の推移を1時間おきに眺める始末。
最終投票結果は、3位。
惜しくも受賞はかなわなかったが、ほかの条件を満たしたおかげで、10点の優先購入権を得た。
「夏エモ祭り」の狙いとは?
自らも創作をし、参加者の作品を鑑賞し、投票をする。
57歳のおじさんには参加するだけでも大変だったが、後日、マーケティング担当のsoloさんはこう語っているのを聞いた。「辛い思いを味わう学生時代の部活動のように、購入希望者が大変なプロセスを共に経るしくみをあえて作った。結果、購入希望者の『WAFUKU』に対する愛着がわくことを狙った」(2022年8月19日、音声配信VOICY「NFT マーケティングオーケストラ」より)。※WL:ホワイトリスト、優先購入権のこと
ああ、そうだ。このイベントを通じて感じた“エモさ”は、まさに青春時代の部活動を思わせる。
「WAFUKU」ジェネの発売日、8月28日、もろもろあったが「夏の情緒」を存分に味わえたのだ。